当法人の求人応募に興味を持っていただきありがとうございます。

日本には100年企業と言われる会社がたくさんあります。

私たちの所在地である唐津市だけでも64の100年企業があるそうです。

児童養護施設の始まりの多くは「戦災孤児の保護・収容」を源流としますが、

私たちも戦後間もない1948年に設立された、創立76周年を迎える社会福祉法人です。

1948年というと、時の宰相は吉田茂、美空ひばりが歌手デビューし、日本初のプロ野球ナイターが開催されるなど

戦後からの復興に向けて、少しずつ歩み出してきた時代です。

当時は「児童養護施設」ではなく「孤児院」と呼ばれていました。

「福祉」という言葉は一般的ではなく「慈善活動」「貧困救済」の意味合いが強かったでしょうか。

児童福祉の視点から見ると、母子手帳の配布が開始されたのも1948年だそうです。

さて、昭和、平成、令和にかけて「戦災孤児の保護」「非行少年の収容」「発達障害児への支援」

「児童虐待への対応」と児童養護施設に求められる役割は時代と共に変化していますが、

「子ども達の健やかな成長を願う。」ということはいつの時代も変わらないものではないかと思います。

私たちも時代の変化を受け、平成30年に小規模女子ホーム、令和5年度に小規模男子ホームを新設しましたが

今後も更なる支援体制の充実に向けての事業を計画しています。

少子化、児童虐待、ヤングケアラー、子どもの貧困、格差社会など、

子どもや家庭を取り巻く様々な課題が押し寄せ、数年先を見通すことも難しい時代ですが、

全ての子どもと子育て家庭に寄り添い、「（明）あかるく　（照）てらす」　ことを使命として、

私たちは100年続く法人を目指しています。

これまで多くの先輩や子どもたちが紡いできた歴史と経験を、みなさんとともに歩んでいけたら。

24年後に迎える法人創立100周年に立ち会うのは、あなたであって欲しいと願っています。